2012年10月19日金曜日

雲南旅行記 Day4 麗江

移動の疲れと、山の疲れがどっと出たせいか、雨のせいか、昼前まで部屋でだらだらと過ごす。

今日は束河古鎮へ行く事にした。
古城の入り口からタクシーに乗り、古鎮の入り口まで。15元ぐらいで行ってくれるとのこと。メーターも回ってはいたけれどもメーターよりも安い金額の言い値だった。中国の田舎だとわりとメーターよりも相場を重視してそうな印象。



店先で売っている食べ物。見た目や揚げる音は美味しそうだけど、油の匂いがヤバイ。これは確実にヤバイやつだ。日本人の温室育ちな胃には無理です。






古鎮の中にはお店や宿の他にもチベット寺院があったりと見所は多い。
麗江や束河古鎮自体が茶馬古道のルート上にあり、チベットとの交易ルートとして栄えた歴史もあってか、ところどころにチベットとのつながりを示すものが多い。



犬が多いのも非常によい。どの犬も人懐っこく、いたるところで好き勝手に昼寝をしているのがとてもかわいい。




古鎮の中は結婚写真の格好の撮影スポットとなっているらしく、いたるところに写真屋さんがある。それにしても、この写真のセンス。日本ではない。。。




麗江同様に道という道に水路が張り巡らされていて、時にはこんなかんじに利用されていたり。なんだかカラフルで素敵。




三眼井実用中。

このあと、雲南名物の粑粑を屋台から買って食べた。甘いのかしょっぱいのかと聞かれて甘いのを頼んだらピーナッツ系の味のものが来た。想像してたふわふわな感じのものとは違いマッシブなデニッシュのような感じ。決して美味しくないわけではないのだけれど、ちょっと量が多すぎる、そして、クドすぎた。。。




中は結構お店が多く密度が高いようにも感じられた古鎮も、端まで来ると大分のどかな感じになってくる。建物と建物の間の路地や、道、などからこの外れのまちなみが比較的昔の姿をそのままとどめているのではないかと思わせる。




外れの路地を一歩入れば少し寂れてどこか贅沢な宿が連なる風景が。

そんなこんなでひと通り古鎮の中をぶらついたので古城へ戻ることに。
タクシーを捕まえようとしたら一緒に古城に戻るという女の人がいたのでシェアをすることに。
深センから来たこと、彼女もまた僕らと同じく明日大里に向かうということ、上司が日本人なのでちょっとだけ日本語が分かるということなどを話した。
古城前にタクシーで着き、その人と話しながら古城のゲートに向かっていたら、昨日玉龍雪山であった女の子たち数人とばったり。「友達?」「いや、タクシーに一緒に乗った人!」程度の会話しかしなかったけど、奇遇なものだ。小さい町とはいえ、外国人だから目立ちやすいとはいえ、ピンポイントで会うとは。


古城内に戻り、散歩をする。

古城内はクルマは基本入れない。なので、どのようにインフラを回しているのか疑問だったが、散歩の途中に幾つか面白いものを見た。



一つはゴミ収集車。なるほど、これ一台ならぎりぎり走れる通りが多そうだ。いろんなゴミをいちいち分類なんかせずに一気に突っ込んでく感じがわりとワイルド。



もう一つが消防署。小型のトラックサイズの消防車と、バギータイプの消防車が数台。水路が街中に張り巡らされているのでポンプを積んだバギー程度の消防車でもきっと十分なんだろうなとおもわれる。


休憩に入ったillyのコーヒーショップの値段がわりと(かなり)高かった。わりと外資系は容赦しない値段設定を付けてくるし、それに平然と入るお金持ちも多いのも今の中国らしいところか。




歩いて古城の縁の山を登ると景色の良いポイントが。おみやげ屋特製の展望台も盛況。




瓦の海とも表現される麗江。なかなか独特の景観。




立体的に瓦屋根が連なっていく間を抜けていく通路。尾道とかが好きな人にはたまらないのではないかと思う。




夕食を食べても満ち足りないお腹は屋台で満たそう!ということで夜の屋台が集まっているエリアに。いろんな料理ができたてで食べられるここは、屋台にありがちな不衛生な感じもないしとても良かった。

そんなこんなで4日目の夜も更けていった。
ゆったりと過ごすはずがたくさん歩いた一日だった。