2013年3月8日金曜日

雲南旅行記 Day5 麗江-大理


夕方に麗江を発つため、黒龍譚公園を歩いて訪れる。
朝の公園は良いものだ。


市松模様好きにはたまらない。

人が少ない時間帯を狙ってか、結婚写真を公園内で撮っているカップルが多数。結構本格的なカメラマンがついて、ライティングアシスタントを引き連れて写真を撮っている。なかなか見ているだけでおもしろい。


貸し衣装とレタッチ用のPCが置いてあるブースがいたるところに置いてあることからも、そういう用意周到な人々以外にも結構ここで写真を撮りたがる人が多いのかもしれない。それにしても便利な時代である。





公園をめぐり終わって、麗江初日に入ったお店に入る。ここのお店の料理は本当においしかった。
写真の豚肉とにんにくとネギとしょうがと唐辛子を炒めただけの料理が今回の中国旅行で一番美味しかった一皿だった。帰国後に何度となく再現しようと調理をしているけれども、、、なかなか難しい。



お腹をふくらませた後は駅に向かう。昼過ぎ発の大理行きの列車に乗る。
この中国の駅ならどこにでもかならずある彩度のきつい電光掲示板もなんだか見慣れてきた。
大分早く駅に着いてしまったので、売店で飲み物を買ったりしながら時間を潰す。



中国の汽車旅といえば、どこからともなく漂ってくる方便面(カップ麺)の匂いであろう。車端にある高温のお湯で満たされた大型ポットから、各自持ち寄った方便面にお湯を注ぐ。高校の時に初めて中国の夜行列車に乗ったときは、密閉空間でカップ麺を食べていることにとても驚いたけれども、今となっては特に不思議にも思わず、むしろ寝台車両にはカップ麺が欠かせないとすら感じてしまっているのだから慣れは恐ろしい。
昼にたらふく食べたはずなのに、しっかりとおやつを食べてしまった。

となりのコンパートメントにいた大人数の家族連れのお父さんがスマホで小さな双子の写真をひたすら撮っているのが面白かった。そして、めっちゃ甘々だったお父さんがそのスマホに電話が来るなりさっと仕事の表情に切り替わったのもとてもコミカルであった。どこでも小さい子のいる家族は見ていて飽きない。
近くに座ったおじさんが少しだけ日本語がわかるようで、ちょっとだけ日本語絡みの話で盛り上がった。中国を旅行していると程度の差異はあれどわりと日本語が分かる人が多いのが興味深い。


洱海が見えてくるともうすぐ大理に着くことを知らせる放送が流れる。夜行ではあまり当たらない古い車輌はこうやって写真に撮ると画になる。

大理に着く。駅前は例に漏れずタクシーの客引きが激しい。それをかき分けて、古城行きのバスのりばと思しきところへ向かう。タクシーの運ちゃんも英語で話しかけてきたり、しきりに時間の早さをアピールしてきたりするが、ここはやはりバスで。

そんなに大きな都市ではないはずなのに、バスは結構綺麗。街並みも麗江とは打って変わってそれなりに都会らしい。そこからしばらくバスは古城に向かって洱海沿いの道を走る。徐々に市街地が切れると素朴な田舎の風景が広がる。しばらく経ってバスは古城近くへ。距離にして十数キロ。新市街地と旧市街地としてはそれなりに離れている方だとは思う。
そういったまちの構造故か最もプリミティブな市民の足は中国の大都市でよく見られる電動バイクではなく、一時期日本でも話題になったヤマハYBR125とかそこらへんの125ccの小型バイクであることも興味深い。イメージだとそれらのバイクはもう少し田舎で使われているイメージだったのだけれども、ここ大理の場合は二つの市街地を行き来するためには電動バイクでは航続距離が不十分なため都市でも使用されているのではないかとなんとなく推測できる。



大理最初のご飯は店先に野菜やらザリガニやらが並んでいるお店に。
味は結構塩味が強かったため、ビールが良くすすんだ。

ユースホステルのロビーで白酒をちびちび飲みつつ同行者と語らい、夜は更けていった。





2013年3月7日木曜日

しばらくぶりのお伊勢参り

サークルの同期卒業旅行ということで伊勢に行ってきた。

式年遷宮の年という事もあり、新旧の本殿が並ぶ姿をどうしても見たかったというのはある。
一昨々年の夏に行って以来のお伊勢参りである。

ミニバンを借りて一路伊勢へ。
これまで静岡までしか走ったことのなかった新東名をあっけなく全線制覇。景色の変化は少なく、流れも速いし、起伏も少ないのでとてもあっけない。


休日の昼に到着したにもかかわらず、意外とスムーズに駐車もできて、とてもらくらく観光がスタートできた。横丁に近い駐車場は混んでいたみたいだけど、河川敷の公式駐車場はわりと余裕があった。



お参りの前に腹ごしらえを済ませていると少しづつ晴れてきた。



イレギュラーになってしまったが内宮からのお参り。



一日目はそんなに時間がなかったので、内宮のみで。夕方はおかげ横丁でおもいおもいの時間を過ごす。よく整備されていてさすが日本の観光旅行の元祖の地である。ここだけでも十分に楽しめるな。



二日目はお宿の近くの二見興玉神社から。綺麗に晴れて、伊勢湾の眺めがとてもよい。


ここはThe伊勢の名所のひとつ夫婦岩でも有名な神社。岩と波と松。確かにこれはまさに景勝地といった素晴らしい風景。


この後、外宮にお参りし、昼過ぎに伊勢を出て、夜には関東に帰ってくることができた。

いろいろとあってお伊勢様の外宮の本殿には縁があるのだけれども、できたばかりで真新しい姿を見せるのこれからの本殿と、今のご本殿をこの目で共に見ることができたことはとてもいい経験になった。
新しいご本殿にお移りになった後もまた見に行きたいと強く思う。