2013年2月18日月曜日

French Films/Imaginary Future



IMAGINARY FUTURE

最近購入して、気に入っている1枚。
フィンランド出身のFrench Filmsの今のところ唯一?のフル・アルバム「Imaginary Future」。
ストロークスにサーフ・ロックっぽいような風味をたくさん加えて甘々に味付けたみたいな感じのサウンド。それをモリッシーみたいなねちっとしたボーカルで纏め上げたような感じ。Youtubeで彼らの音を聴いてなんだかとても好きになってしまい、ついつい買ってしまいました。
スミスが大好物なので、仕方ないのです。

TDCCとかみたいなバンドが世界的に流行っている中でフィンランドもその例外ではないらしく、ネオアコとエレクトロを足して慣らしたようなバンドが沢山いるらしい。そんな中でも知名度があり、ネオアコとサーフの成分が強めのバンドがFrench Filmsとのこと。
#3のGolden Seaに代表されるようにとてもキャッチーかつ、ちょっとチープな感じにあふれた曲達がある種のとてつもないいとおしさを喚起するような、そんなバンド。
日本人にもとても馴染みやすいようなある種の「クサさ」にあふれた展開の癖もアルバム全編にわたって横たわっていて、1枚を通して聴いた時に退屈に思える人もいるかもしれないけれど、個人的にはとても良いと思う。

惜しむらくは他の音源の入手性の悪さであろうか。この1枚だけは国内盤も一瞬出ただけあって、Amazon.co.jpでも入手しようとすればできるけれども、(今回はUKから取り寄せてしまったが)。他の作品はデジタルデータ以外での入手は難しく、デジタルデータであってもAmazon.co.ukやiTMSの海外版でのみしか入手ができない状況であり、日本からはYoutubeやマイスペにアクセスして聴くぐらいしか現実的な方法はないのかもしれない。
Amazonの音楽データストアに国境の縛りがあったり、iTMSの現地ストアでは日本のiTMSで使用しているクレジットカードが使えない?などの違いがあるのは困ることだけど、各国の決済方法や著作権の扱いを配慮してのそういった措置に対してストアにラインナップの偏りをなるべくなくす事で対応してくれればユーザーとしては嬉しいなと思ったり。実にデジタル時代っぽくないけれども。
これだけデジタル化が進んでいて、わりと国の違いを意識せずに色んな物をいろいろなところから購入できるような世の中で、久しぶりに国境がネックになっている入手性の問題にぶち当たった気がする。

2 件のコメント:

  1. うわお!アルバム手に入れたんですね!
    私も卒制期間にFrenchFilms知ってYouTubeで何度も聴きました
    この系統の音楽を1度流すと、心地よくてなかなかロックに戻れなくなります...笑

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  2. 買ってしまいました!
    今度聴きたければぜひ。それにしてもさすがけいさん。なんでもカバーしてますね。

    乾いて渋いロックもいいですが、こういう水羊羹みたいなバンドもいいですよね。

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