2014年7月12日土曜日

Lapland Skyline Day1

昨年夏に一月弱フィンランドに滞在をした。
その滞在の最後にヘルシンキを離れ、ラップランドを一人クルマで旅した。
小さな旅ながら、その記憶を忘れないように書き留めておく。


朝からサウナに入る。ここまではいつものルーティンではあるが、今日はこのホステルに滞在する最終日。サウナを出た後荷物をまとめる。この時ばかりはバタバタしていて感慨に耽る余裕もない。
朝食にルームメイトと向かい、いつもと変わらないメニューのビュッフェを食べる。そして、部屋に戻り荷物の最終チェックを済ませ、出発をする。別れ際、彼と少し話して部屋を出る。
本当に3週間ありがとう。君とルームメイトでとても幸せだった。

ホステルを出ると、同じコースの友人のルームメイトの子と一緒になる。鍵を事務局に返しに行くらしい。少し会話を交わす。最後は握手とハイタッチ。みんな素敵な人たちだ。
感傷に浸りながら、空港行きのバスに乗り込む。



空港に着き、荷物を預ける。重さはぴったり22.5kg。運がいい。
スムーズに離陸をした後のフライトはあっという間。A319のフライトは晴れていたこともあって安定そのもの。
ドアを出ればそこはラップランド。真夏にもかかわらず、ロバニエミは少し肌寒い。



ラップランドを主張する賑やかなバゲッジクレームから荷物を受け取り、レンタカーのブースに向かうと、どうやらプロパーな予約をする前に仮押さえしていたRentalcars.comの予約がキャンセルされていないためにダブルブッキングになっているとのこと。参った。しかし、帰国後になっても課金はされていない。よくわからない。
とりあえずRentalcarsに確認のメールを送って出発。

クルマはヨーロッパでPSAとトヨタが共同開発したAセグメント三兄弟のうちのシトロエンC1。このクルマが登場した時から、その割り切りに割り切ったミニマムなパッケージングと見た目にすごく惹かれていたこともあり、念願の邂逅と言える。
トラフィックの少ないフィンランドでは、久しぶりのマニュアルと左ハンドルに慣れるのはそこまで時間はかからなかったけれども、Google Mapをナビに使用していたこともあり、最初は少し道に迷った。
しかし、慣れてくれば道が実にシンプルということもあり、途中からは順調にすすむ。陽が傾きかけた車窓の景色は本当に美しい。





C1も非力ながら、一人乗りには十分な動力性能があるので健気に走るし、なにより気ままで車旅はやはり良いものではある。
途中ソダンキュラでスーパーに寄り、食料を調達。
Ivaro、Inariと順調に足を進める。途中時々止まって写真を撮ったりもしたが、あまりにも美しい景色が多すぎて、一向に進めずなかなかに悩ましい。

宿に夜8時頃に到着。この日の宿はNeljän Tuulen TupaというInariの町から外れた小さな宿。こぢんまりとしたいい宿だ。どこかコルピクラーニが出てきそうなウッディな趣もある。自由に使っていいという自転車を借りてちょっと近くを見て回り、部屋に戻って日誌を一気に書く。ヘルシンキ滞在最後の数日、寝ている時間以外は本当に片時のヒマもなく動き続けていたので、意外なほどに日誌がたまってしまっていた。少し前の記憶だけど、やはりしっかりと思い出しておくことは絶対に重要だ。シャワーに入って寝よう。





2 件のコメント:

  1. 素敵な旅ですね。
    ラップランド行ってみたいな。。。

    返信削除
  2. あ、読んでいてくれたのですね。ありがとう。
    とても思い出深い旅でした。特に何があるわけじゃないのですが、ラップランドはいいところでした。ぜひ、落ち着いたら。

    返信削除