2010年4月5日月曜日

移動距離だけはすごいここ三週間

春休み前半のグダグダとは対照的にものすごい勢いでいろいろなものに触れた3月後半。

京都とオーストラリアという大きめな旅行を二つし、なかなかに遊び呆けていた。

京都では初めて平等院に行く機会に恵まれた。

これだけの時間を経てもなおそこにこれだけの建物があるという事自体にも感動。古いから云々ではなく、本当に魅力的な建築物であるように思える。
平等院を見て回っている時に、宗谷岬で出会って以来縁があるヨコタ君に遭遇。向こうも人と来ていたみたいなのであまり長くは話さなかったけど、正直驚いた。


後は仁和寺へ。ずいぶん昔に行って以来ずっと印象に強く残っていて、今回がいい機会だったので訪問。公開時間の終わりに行ったので、あの贅沢な空間をほぼ独り占めできたのも良かった。最終日にマスケンに連れていってもらった町家風の食事処との間に妙な相似を感じることができたのも良かった。

東京に帰った翌日はサミュエルさんらとマスヤマ家にてお食事。サミュエルさんは本当にすごい人です。。。



その翌日からは慌ただしくも出国。家族に先駆けてオーストラリアに入り、キャンベラを見にいく。

あいにくオーストラリア東部は雨季なので天候は雨だったものの、市内に入る頃には雨もやみ時折晴れ間が覗くほどまでに天気が回復。
キャンベラへ向かう機内で日本観光帰りのおばさんと話し込む。とても感じの良い人で、いろいろと親切に教えてもらった。オーストラリアンイングリッシュは聞きにくい。エンジンの音がうるさかったせいもあるけど。


市内に到着。バスが到着するのはキャンベラ最大の商業エリアなのだけれど、一歩路地を入ればこんな感じののどかな裏通りの景色が広がる。




ループと放射状道路とそれらをつなぐ道路によって構成されたダイナミックな首都。その正三角形の頂点にそびえる国会議事堂からその姿がよく見える。三角形の内側に政府の主要機関が収められていて、写真の左側の先に見える頂点が商業エリア。首都にはお決まりの大使館エリアは、やはり三角形の外。


至る所にループとの立体交差と、ループに囲まれた緑地がある。




国会議事堂。向かってくる二つの大きな通りを受け止め、戦争記念館と旧議事堂を貫くように伸びる一本の線上に建つ。半ばランドスケープデザインになってしまいそうな大きな規模の建築。
実は今まで行ったことのある国ではイタリアを除いて議事堂を欠かさず見に行っている。実は議事堂ファン。


大胆に土地を削って作った都市ならではの表情?にしても綺麗な地層。


旧議事堂の中はいろいろな形で使われている。中のカフェで昼食を摂る。思っていたよりオーストラリアは食事が美味しい。なんというか、アメリカとかより小麦系と肉系が美味しい。

食後は議事堂ツアーに参加しに議事堂へ戻る。しかし、まあ、ツアーとは名ばかりで適当にみんなで議事堂内を勝手に歩いている感じ。ガイドの人とかも解説しないし。

その後は議事堂周辺のローズガーデンや美術館(ゴッホとかゴーギャンとかが来ていたのだけれども並びすぎていたので今回は断念。)を通って湖畔へ戻る。




湖畔には彫刻がいくつかおかれていて、それらを見ながら歩くだけでも十分楽しめる。


雲行きが怪しくなったので、雨から逃げながら戦争記念館へ。
いわゆる戦争記念館なのだけれども、展示内容がいわゆるプロパガンダ的なタッチのものでなく、比較的公正な立場から見た感じのものだった事に感心。
奥の方の飛行機フロアの気合の入り具合は異常。
キティーホークやライトニング、スピットファイアを手始めに、零戦やBf-109みたいな敵国の機体から、感動的な大きさのランカスターやMe-163やMe-262みたいななんでここにあるのか分からない珍しいものまで丁寧に保存してあってなかなか見ごたえはあった。
雨がやむのを待っていたら、慰霊のセレモニーが始まる。立場上複雑ではあったけど、止みそうな雨の中に響くラッパの音はとても綺麗だった。

降ったり止んだりの天気の中バスターミナルまで帰り、そこからシドニー行きのグレイハウンドに乗る。隣の人と話こむまもなく睡魔が襲い、3時間の旅もすぐに終わる。

翌日からは家族と合流してシドニー観光やらケアンズ観光やらをして帰国。シドニーも面白かったのだけれども今回はここらへんで。

とりあえず、足で歩いて街をゼロから知っていくのは本当に楽しい。特に今回のように把握しやすい規模の街だと、離れるころにとても充実感があってよい。

今回は普段使いのバックパックで行ったので、軽くするためにカメラはE-P1をもっていくことにした。D90に比べて高感度は弱いし(今回はあんまり晴れがなかったので少し気になった)、ライブビュー専用だから電池も持たないけど、歩きながら気になったものを撮っていくスタイルにはとても合っていた。写真を撮ることに主眼をおいて歩くのも楽しいけれど、そうでないのならこういったカメラのほうがいい。

いままで、あんまり意識したことのなかったオーストラリアという国だけど、結構楽しんで帰ってきた。

2 件のコメント:

  1. あ、スミソニアンの写真っている?ブラックバードとかシコルスキーとかいっぱい撮ってきたよ。

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  2. 今日はどうもありがとう。
    また、週末辺りにでもお会いすると思いますが。

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