夕食後にテレビを見ていたら気仙沼を舞台にしたNHKのドキュメント番組をやっていた。
嵐の日に多くの漁船が港に避難し、多くの漁師たちが街に戻ってくるといったような内容の番組だったのだが、今年の夏に気仙沼を訪れた時に入った銭湯が画面に登場したために思わずその続きからも目が離せなくなってしまった。
漁師の人が見せた陸に上り普通のおっさんと化してパチンコやスナックに入り浸る姿と、嵐が去った快晴の朝に仲間とともに船を操る凛々しい姿とのギャップが実にカッコよかった。
自然と対峙する職業の人々のより人間臭い一部を見ることができたからこそ、その海へ向かう姿はより印象的に見えてしまう。
今回はなんといっても漁師以外にも彼らを支える人々、コミュニティの姿が写っていたのがとても印象的だった。全国から集まる彼らの一時の家となり、生活の場となる。そんな性格を持った気仙沼の特殊性というのをすごく感じられた。
実際今年の夏に気仙沼の銭湯を訪れたときにもそれは強く感じていたことでもあった。
銭湯のロッカーの半分ぐらいは馴染みの船員の人のものと思しき洗剤や石鹸の類のストッカーと化していたし、同行していた某氏が洗濯をしようと洗剤を番台で買おうとした時も、番台のおばさんが「下駄箱の上にある誰かの洗剤をちょこっとだけ拝借しちゃいなさい」みたいな感じにフレキシブルに対応してくれたり。
きっと、外から来た人を受け入れ、そのコミュニティーに溶け込ませるという行為がある程度日常化しているのだろう。そしてその行為の核となっているのが銭湯だったりスナックだったりと言った人間の結節点の役割を果たす事のできる施設なのかもしれない。
同じ東北とはいえども、一つ山を越える度にその街々のもつ性格は違う。昨日の夜に寝ぼけながらも先輩方とツイッターで語らったことに少し繋がるのかもと思いチマチマ打ってみた。
こないだなぜかツイッターで平沢師匠の話が出たので最近妙に平沢熱。
最近リカンベントについて調べていたら師匠もリカンベントユーザーだということがわかった。どうやらRIDE THE BLUE LIMBOのLIMBOはリカンベントのマシンの名前なんだとか。
PVでも乗ってた。このPVも平沢節全開で非常に中毒性が高いなあ。
なんか、リカンベントと似あうなあ。ロードではないだろうし、ましてや山系チャリではまずないからなあ。
高校のときに岩田あたりに教えてもらった当初はなかなか取っ付きにくかった平沢進ワールドでしたが、いつしかその味がわかるようになりました。
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