2009年12月28日月曜日

ツインクラッチ初体験

いろいろとしながら午前を過ごした。

午後にふとしたきっかけからVWのショールームに行ってみることにした。
我が家の車も結構な年で、いつ壊れるかわからないのでとりあえず次期導入車を選んでおかなければいけない。
そして、TSIとDSGにより恐るべき諸パフォーマンスと、お手頃な価格を持つGOLFのヴァリアントがその候補最右翼となっているため、その効果を見るためにも出かけてきた。

開放的でカジュアルな雰囲気のショールームはとてもいい印象。高級車メーカーではないけど、そこがいい。
試乗をさせてもらえる事になったので、ぜひといった感じでハンドルを握らせてもらった。
スーパーチャージャーとターボチャージャー(しかもインタークーラー付)のおかげか1.4lとは思えない加速。ちょっと踏み込むだけで車速は静かに伸びていく。日本車に比べてマッシブな操作系統のせいもあってか、異常に安定しているように感じられる。日本のCセグ車ではこの安心感はきっと味わえない。
気になるほどチャージャーが効くまでのタイムラグもなく、DSGでは理論上起り得ないクリープもソフト面の調整でうまい具合に演出されていて、システム全体での完成度の高さに感動した。さすがは世界のベンチマーク。
ギアがつながり、回転数が上がる感触はマニュアル車の気持ちよさそのもの。オートマ特有のトラコンが滑る感じが全く無く、完全にエンジンと車がつながっているような感じ。

それでいて実用燃費はカタログ数値以上に良いのだからびっくりだ。実用燃費ではハイブリッド系にも引けを取らない程いいのに、ハイブリッド系のように二次電池製造のための多大な環境負荷をかける事もなく、走りも気持ちいい。
少なくとも、生活に使う車としては現時点でのベストアンサーなんではないか?とすら思えた。


いろいろとディーラーの人の話を聞きながら日本でのVWの立ち位置の面白さを感じていた。
曰く、車が好きな人やワーゲンファンの人以外にもメルセデスやその他の高級外車に乗ってる人がよく来るらしい。その理由は、ワーゲンならイヤミにならずに他のドイツ車並の品質が手に入るからなのだとか。
そういうソーシャルアイコンとしての存在を否応なく持たざるをえない車という道具の面白い特性だと思った。

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