朝からソケットの半田付けをし、午後からは仮設作業。といっても会議が長かったわけだけれでも。
昨日あたりから、総括企画のことを考えていた。
当然、後から見れば屁でもないようなものに鳴ってはしまうのだろうけれども、「数年後に見返すのが嫌でない」レベルの総括に、この仮設企画全体のコンセプトやポリシーをまとめていけたらと思う。
NHKスペシャルの自動車革命を見る。
この話題は父親がちょくちょく話していたのでいろいろ興味はあったのだけど、映像で見るのは初めてだったので非常に面白かった。
実際ヨーロッパの町にはレバを始め、電気自動車が多い。それは規制のゆるいヨーロッパの自動車行政によるところが大きいのかもしれない。(クワドリシクルや、イタリアのミニカーみたいに無免許で運転できる類の車があったり、イギリスのリライアントに代表されるような三輪車への異常な優遇政策があったりといったような小型自動車行政なわけで。)
そういったところから市場を獲得していって、世界進出の第一歩を作るというのはデウ・マティスとかでもやっていたことだし、王道といえるだろう。ただし、今回の場合規模や革新性の面では空前のものであるけれど。
アメリカでヒットするのに対して不足している点があるならば航続距離だろうか。ミネソタに行ったときも、お世話になった夫妻の車で一日数百kmを走ったりとかしていたわけだし、依然としてレジャー用途としての車にはガソリンエンジン車以外が入る余地はないのかもしれない。
しかしながら何台も同時に車を持つことが当たり前の社会ではあるだろうから、日常用のEVとレジャー用の内燃車っていう持ち方が一般的になるのかもしれない。往々にしてアメリカの人は車にヨーロッパ的なエンスー趣向を持たないから、EVが合理的であるとわかった瞬間からそっちにシフトしていくような気がする。
EVネタが出ると必ずや気になるのが電池寿命とトータルエミッションの問題。
特に中国とかの低価格EVは何回充放電出来るのやら。粗悪な電池を大量に使い捨てるように使えば環境負荷も恐ろしいことになりそうな気がする。
なによりも、10回乗ったら大して走らなくなったなんていうことがありそうだ。
FRPボディーのEVは革新的で、必ずやそっちへのシフトが進んでいく方向であろう。ただ、車と車がぶつかり合うことを想定して作っている現状では、FRPの車は危険すぎるとはおもう。
その強度ゆえにクラッシャブルゾーンが確保できず、車に大した損傷はないのにドライバーは死んでいたなんていう二昔前のF1みたいなことになりかねないなと。
だから、ビーコンにそって走るような全自動自動車のようなシステムになったりすれば間違いなくFRPなり軽い素材で自動車が作られるようになるんだろうなと思う。
今はきっとブレークスルーの始まりにあって、あの車は未来を先取りしているだけだろうか。
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