特に何をしたわけでもないけど、紙に向かってみたりしていた。
夕方には練馬区立美術館へ。
自宅から自転車で五分。一番近い美術館でもある。
今回見た展示は「小野木学―ナヤミノタネ―展」。
特に目的があったわけではなかったけど、先日下の図書館に本を借りに行ったときに見た小野木学という画家の特別展のフライヤーにあった絵が妙に引っかかっていたからでもあった。
ちなみに小野木学とという画家を僕は知らなかった。
彼の晩年のパステル、水彩作品と、彼の代表的な作品とされる抽象的な油彩画が今回は飾られていた。
二つの世界は一見かなりかけ離れているのだけど、不思議とスムーズに感覚に入ってくる感じは妙に共通していた。
「この絵では何を書きたかったのだろう?」というような問いかけをするまでもなく感覚にすんなりと入ってきて、その後で頭が追いついてくるというような按配に。
最近見た展示の中で最も身体になじんだもののひとつでした。
常設展示室では太田昇の作品展をやっていた。
こちらの感想はまた後で。
練馬区立美術館は戦後の前衛作家が強い傾向にあるようで、いろいろな展示がなかなか面白い。
展示室がこじんまりとしている分、ゆっくりと作品と触れ合えるというのは実は大変ありがたいことなのかもしれない。どうしても大きな美術館に行くと展示の全作品に触れたいという欲求を抑える必要が出てしまうような気がする。素人だけに。
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